最近全然アップデートしておりませんが、
最近にぎわうニュースはというとGAFAM、USのいわゆるTech大手が雇用の速度を落とした、レイオフを始めたとか言うことでしょうか? 社内のコミュニケーションも今やすぐに漏れる時代。 その全部が漏れなくてリークした人の主観に基づく切り抜いた断片的なことだけが独り歩きをするんですね。
まず、これらの会社、今でも大幅に利益があります、つまり赤字では無くしかも財務的には安定しているのです。 今すぐ倒産するとかそういった次元ではないんですが若い、こうした地政学的、経済的、そしていまや政治的でもある、アップ、ダウンに慣れていない。この10年を取り上げるなら基本ずっとアップだったわけです。その間のみを知る若い世代、20代、30代です。アップもダウンも有るんだ、それで普通なんだと経験で知っているわけではないので勝手な想像を始めることもあります。 極端なケースでは会社が倒産して仕事がなくなる。。。 いまの内にもっと安定している仕事につかなきゃ。。。(公務員とかね)、といった発想にまで発展してしまうケースもあります。
こうしたところは、やはり経験が役立つんです。30年以上もUSAにいるとそのアップダウンは嫌と言う程経験しています。 マネージャとして切ったこともあれば、会社が倒産してしまった経験もあります。
倒産して仕事を失ったらどうしたら良いんだ?となるんですが、そうなっても大丈夫な準備はいつでも必要です。 自分の財政面の準備、仕事が探せる準備、仕事にありつける準備(探せても採用されるわけじゃあないですからね)、等々。 レイオフを機会にキャリアを変える人もいました。いまじゃあ、ユーチューバーと言うのもあるのかもしれないですね。
レイオフは簡単に実行されます。 日本のように法律で手堅く守られているといいことではありません。差別的なレイオフは出来ませんが(できますが訴えられることを考慮する必要があります)、法律で守られて解雇が大変ない日本の事情とは異なります。いわゆる外資系の企業、このままいけば私は日本からもっと撤退するのではないかと思っています。市場としての価値は低下しているし加えて解雇が大変難しい。日本に企業として進出するメリットはあるのか? となりますね。 実際これまで日本支社が有ったような会社の中には日本にはエージェントを置き、アジアの別の国(シンガポールなど)に会社機能を移しているようなケースもあります。 日本は相対的にどんどん下降線を向いているわけで致し方ないんですが、それに加え解雇が非常に難しいのであればもういわゆる外資には旨味が見えなくなっていく可能性は大きい。別に外資系企業を擁護しているわけでは無く、実情を書いているだけです。