潮流にのる

先ごろ読んだBLOGに

やっぱりトヨタは正しかったんだ。。。というのがあります。なんでもEVはCO2削減に貢献しない。。。 トヨタは正しかった。。。とか言ったものです。 誤解を恐れずにいうなら そんなのどうでも良いんです。 トヨタは明らかに潮流に逆らっているようにしか見えないですから。

日本はもう30年近く潮流に逆らっている、いや乗ろうとしていないように思います。 アップルがiPhoneを発表したのはもう遥か以前。あの時、韓国や中国の会社、いやGOOGLE(GOOGLEは電話というよりAndroid OSですが)も、時を経ずしてスマートフォンを発表。日本は? 日本、以前は富士通も、NECも、パナソニック、シャープもそれこそ沢山の会社が携帯電話を作っていたんですよ。 今それらの会社の電話見ることは。。。ほとんど皆無。 サムソンは携帯電話なんてほとんど持ってもいなかった。でも今は? サムソンは潮流に乗った。中国の会社も乗った。潮流を作ったアップルは、今や世界一のブランドになっている。

EVも同じ。Teslaが潮流を作っている。Tesla以前にもEVは有りましたがTeslaは明らかに潮流を作ってきています。 潮流を作るってエネルギーと費用がかかります。 Teslaはものすごい勢いでチャージングステーションを設立していった。 トヨタは水素エンジンなど発表していますが水素をチャージできるステーションどれだけ作ったんだろう? 私の住む地域にも一か所だけありますがそんな程度。一兆円近い投資をしてどんどん作ったとは聞きません。 トヨタは正しいんだから国や民間が正しいトヨタの言うことを聞いてどんどんそんなステーションを作るとでも思ったんだろうか? リーダーになるにはものすごいエネルギーと投資が必要。Teslaはやった、 トヨタは?? 

日本のいわゆる ”独自性”ということ。 独自性を出すんだったらきっぱりと腹を決めてリーダーになることです。 それにはエネルギーと資金が必要。 で、無ければ潮流にのっていけば良いんです。 

仕事も同じ。 いわゆるニッチな仕事、ニッチな会社もあります。でも大きくはない、多くはない。 やはり潮流に乗ることが大事です。潮流を作り出すような会社、今現在潮流に乗ろうとしている会社、仕事。私がいまいる会社、メタバースでリードしたい、だからそこにもすごいエネルギーと資本を投下しています。 その真っ只中で私は仕事をしていますが難しいけれど面白い。プロトタイプをいくつも作りますが面白いのです。

仕事、会社を見る時、潮流かどうかを見当するのも良いかもしれません。 もちろん、ニッチな分野もあり、ニッチな仕事もあります。今働く会社の前には私はそんなニッチな会社でニッチな仕事をしていましたがそれはそれで面白かったですが、多くなないし、ビジネスは大きくなるわけでは無かった。

ところでTesla(EV)ですが、 CO2削減にも貢献するしね(と信じて)、というのは、取ってつけたような理由で、人々がTeslaのEV車を購入するのは

ドライブが楽しい:加速性能がとても良いですから、 カッコいい(らしいです。私の家内もそういいます)、 メンテナンスが基本不要(トヨタなどのディーラーの大きな収入源はサービスですがTeslaはそこはほとんど収入として考えていないそうです)、 便利(自宅でもチャージできる)、などこういった要素が実際のところ大きな要素を持っているそうです。 だから売れている。Co2だけで割高になるような車を買う層はたかが知れています。ドライブが楽しくなるそうで、これは私の周りのTeslaを運転している人は皆言います。 メンテナンスも、実際面倒だったのがTeslaに変えて以来5年も一度もメンテナンスをしていない、という友人もいます。 意外と便利なんですね。夜自宅でチャージできたり、会社のパーキング、スーパーで買い物中などにもチャージでき、XXXのついでにちょこっとチャージできるというのは実際利便性もあります。

さてトヨタは正しいんだろうか? 私にはあまりそれは関係なく、それより私は潮流に乗っていたい、潮流を作り出すような会社でそんな仕事をしたいと思います。