AIの進歩は速いですね.先ごろもAIがまた話題になっていますが、私もそんなAI要員(ハードウエアですが)としてAIについて考えることが多くなっています。 同僚曰く、普通なプログラマーは5年もしたら大量に仕事を失う可能性もあるとか。 今既に簡単なコードはAIで自動生成できるようになっています。今現在、AIがAIの大本、そうですね、ハードウエア、コンパイラなどを自動生成できるところまでは行っていない(そうなったらハリウッドの映画の世界に近づくのですが)。ですが、簡単なコードをAIが生成できるようにはなっているのですから確かに5年もすればより複雑なコードの自動生成も可能になるかな?
そんなAI時代ですが、AIでは置き換えが難しいエンジニアリング(この場合コンピュータサイエンス、電子工学に限ってとしておきます)はまだまだ多い、例えばアナログ。デジタル万能なように感じられるのですが、アナログはこれまで以上に重要で、この分野、当面はAIが置き換えるということはなさそう。 いわゆるデジタル信号処理はどんどんAIに置き換えられつつありますよ。AI は今のところコスト的には不利なのですがコストだけの問題になれば、人類はコストの問題をこれまで解決してきていますからいずれ解決してしまうでしょう。私は今現在、いわゆるこれまでのデジタル信号処理をAIで置き換えるそんなハードを設計しているのです。コスト的にはまだ太刀打ちできないのですが5年もせずにコストは解決すると思っています。
さて、こんな時代。 エンジニアリングをキャリアとするのであれば色んな角度での勉強が大事です。 残念ながら学校、とくに学部程度の勉強量では到底不足です。 日本は博士を丁重に評価してこなかった。今でもあまり評価されていないように思いますが以前も書いたのですが私は常に博士密度50%以上の職場にいます。研究職では無く開発職です。
研究するために博士になるのではなく、開発するために博士課程までの学業をする。そしてそんな博士に十分な開発環境を提供する。
もっと博士社員が増えると良いですね。