仕事ができる

仕事が出来なければ転職はおろか今の仕事をキープすることも大変ですね。

さて、仕事ですが、 仕事は同世代から学ぶ です。 エンジニアリングでももちろん経験は役に立つのですが何しろ進歩の速いこの時世、どんな仕事でもそうだとは言いませんがエンジニアリングについては大抵のことは同世代から学ぶ。 経験を学ぶことはもちろん重要で経験から来る感というのは大切なのですが、それでもあえて言うから同世代、そして常に自身をアップデートして来ている経験者から学ぶ。 経験だけを売りにしているようなシニアから学ぶというのはあまりないですな。 ゼロとは言いませんよ、経験も大事ですから。例えば私が半導体設計エンジニアだからその分野から例をだすなら、古い書物などや、いや、大学でもずっとカリキュラムを変えていないような怠惰な教授の授業などで、例えば加算器の設計などを習うかもしれない。私のような古株になると色んな加算器の設計をしてきたので沢山知っています。 でも、こんな加算器の設計が日の目を見ることはもう99.999%ないでしょう。今はそれはツールがやってくれるしツールの設計の方が実は格段に優れています。そんなところに経験を活かしても、いや活かせることはもうないわけです。つまりそんな書物は読み物としては面白いかもしれないがそんな程度です。 私のような60も過ぎた年配になるとそれを”教えてあげようか?”なんて言ったりするわけですがね。経験を活かすと言ってもその経験が今でも価値があれば活かす、価値を失ったらさっさとお蔵入りさせて、新たな経験を作る、 これが大事なのですが、20年も経験を積んだりすると難しくなりますね。

ところが、面接などではもちろん 今 の技術を求めるわけでそんな過去の、あまり今では価値を持たない経験は 問われません。

ということは面接で試される技術面の要素は今、を見たものです。

もちろん、普遍的なこともありますよ。その大いなるものは数学力ですがこれは何度も書いてますね。人生で数学はとても大切。英語を勉強する時間を数学を勉強するほうがきっと将来成功します。それと対人関係。別に難しいことでは無く、一緒に働けるか、ですね。一部のとんでもなく技術的に優れた人材でもなければこの一緒に働けるかというのはやはり重要です。コントラクターとしては雇うけど正社員(従業員)としては雇えないというような人材も多いのです。技術的にはどちらも優れているのですよ。違いは正社員という仲間なのか、派遣(コントラクター)なのか、ですが実に重要で、面接ではずっと評価されいると思って間違いありません。

今を見た、今必要とされている仕事、で面接されるわけなので、やはり仕事は同世代から学ぶ。また働き始めたら常に自己を”いま”にリフレッシュさせ続ける、 古い経験に頼り切りではいけません。そんなことしか教えれない経験者からは学べることはとても少ないのです。