USAは休暇のシーズン到来。 まずはThanksgiving 4連休とする会社が多い。そしてXmas。Xmasは毎年曜日が変わるのでその時々でどんな連休になるかが違ってくる。 そしてNew Year。まあ、一日程度ですけれど。この一連の休みが終わると今度は2月のPresidents Dayまでいわゆる休日は無いのが普通。
いわゆる国民の祝日、だからと言って会社が休みになるわけではないのです。日本は基本的に休みですね。もちろん、商店、交通機関(私鉄)など営業しているんですが、銀行、普通の会社(まあ、例えばSONYなど?)、休みですね。
USAは違います。学校、役所などは閉まる(休み)になることが多いですが、私企業は国民の祝日だからといって休みではない。 会社毎に休み方が違う。もっともXmasなどのように基本休みである、という祝日もありますが、Veterans Dayだからと言って休むわけではない。私が以前いたBoston近郊の会社など、あのあたりはいわゆるIrish Americanも多いという地域柄でしょうか? St. Patrics’ Dayは休みでした。でもCalifroniaに移ってきて一度もその日がやすみだという会社で働いたことはありません。 その企業、Veterans Dayは休みでは無かった。何も知らなかった私は当然のごとく休んだのですが次の日会社で、”昨日は身体の具合でも悪かったのか?”と聞かれた(いや、Veterans Dayだから休んだと言ったら驚かれた)。
休みを与えるということはその日は労働なしで会社は給与を与えるわけです。そんな大事なことを”国家(役人、議員)”が勝手にきめるんじゃあねえ、と言うわけですね。 祝日は増えても減ることはないのが通常。どんどんそんな休日を作ってくれるな、というところでしょうヵ?
が、有休はあります。 有休をVacation Dayと言う人もいますが(日本人に多いかな?)、PTO (Paid Time Off)の方がより一般的です。別にバケーションに行かなくても有休はとりますからね。 有休の無いポジション、雇用ももちろんありますよ。 ここでは一般的にあるとしておく。
PTOを取らせるのは実はマネージャの仕事です。 シリコンバレーのハイテク企業での事しか知らないですがこれまで働いたハイテク企業(ベンチャー除く)4社、どこでもPTOの上限が近づくと上司から休みを取るように言われたものです。通常PTO(Hour)は2週間か4週間ごとに増えて行きます、使っていなければ。会社は上限を切っていて(PTOは会社にとって負債として計上するので上限を切ることが普通です)有る時間(日数)以上貯めることができなくなります。それ以上になると消費するまで増えなくなるんですね。 部下をそのような状態に置くことは上司の評価を下げる結果となります。
PTOを取るのに上司の許可は不要です。もちろんプロジェクトが佳境にあるような場合もあります。でも例えば海外旅行に出かけるために半年も前から準備していたとしましょう。 プロジェクトが佳境だからといってその計画を止めるということは普通ありません。 サブの人を見つけて何とかさせる、それもマネージャにとって必要な技量でもあります。 仮にどうしても難しいような場合、従業員とネゴをすることもありますが、会社として補償をすることは当然のこととなります。 有休とはそんなものなのです。
会社に迷惑がかかるから止めたということはありません。またそれが評価の対象(つまり有休なんかとりやがってということ)にもなりません。仮にそれが理由で評価を下げられたとなったら、最悪裁判にまで発展するでしょう。会社に勝ち目はありません。
私は今PTOの上限ギリギリにいるので2週間に一度金曜を休みにしています。12月に3週間の休みを取るのでそれまでのことなのですがその後再びどんどん有休が増えていくと再び金曜日を休みにとするルーチンがやってきます。
PTOは取る。