レイオフの対象

シリコンバレーはレイオフのシーズン。

なんでこんな年末が近づいている頃に? USAはこれからホリデーシーズン。こんな時にしなくても。。。 と思うかもしれないですね。

さて、 レイオフの対象。もちろん、ビジネス面での決定、つまりある部門を縮小、解散するといったことで対象となることが多いわけですがレイオフが全社的に実施されるような場合そうした部門以外でもレイオフ(解雇)は実施されます。 そのような場合、対象者は?

まず、差別的になるような実施はしません。特に年齢。日本ではまずターゲットにされるのは年配者ですね。 年齢を元にしているようなバイアスが見られたらきっと裁判沙汰に発展するでしょう、だから年齢をターゲットとしたような、いやあるグループ(年齢も含め)を狙い撃ちにしたような解雇はしないはずです。

勤務評価も低い従業員が先か? これも必ずしもそうとは限らないのです。もちろん何年もずっと低いような場合対象になるかもしれませんが何年も評価が低い人材はレイオフに至る前にすでに解雇されているのが普通です。レイオフとは通常そうした個々の解雇を言うのではないのです。 直近1,2年の勤務評価が他者と比較して低い、というのが一番の理由でレイオフ対象となるわけではない、ということです。 

従業員が先か、マネージャが先か? レイオフで部下が全部生き残り(解雇されない)マネージャが解雇される、というのも極々普通です。下位のマネージャだけでなくバイスプレジデントレベルでもそれは起こりえます。マネージメントを切るということは、その後何らかの組織変更があるのが普通です。 マネージャは外から、というのも普通。内部昇進というのは特に上位に行けば行くほど少なくなります。 外部から適任者を。その適任者がやりやすいようにマネージャをレイオフに合わせて整理しておくというのは普通です。 スタッフよりマネージャは、実は切りやすい。スタッフは仕事を持っていますが、マネージャは 持っていない(マネージャがいなくてもプロジェクトは実は進むのです)。

レイオフはいつだっていやなものです。 でもいつでもありうる。

それに備え、 履歴書をアップデートしておく(つまり自分の経験値などを上げておく。同じことをずっとしていると履歴書にかけることはすくないですよ。 以前履歴書ということで書きました)。 またレファレンスを持っておく(特に元上司)。それと お金の準備。1,2年大丈夫な程度の蓄えは必要です。これはいわゆる引退後の蓄えとは別に。そして日常生活に必要なお金とも別に。焦らないで良い そんな環境はいつでも大切です。