博士

博士まで進んだ人材の就職状況が良くないという記事を見ました。

なぜ?

まず、博士 = 研究者 ということであればそうなのかもしれないですが(大学のポジションは限られる)

博士課程にまで進むのは別に研究するためがすべてではないでしょう?

以前も書きましたが事エンジニアリングに限るなら、大学部卒というのはもうあまり使い物にはなりません。少なくとも修士、そして博士までの学業を積んでおいてほしい。 日本では入社後、会社が育てる?という感覚が今でも双方(会社側、従業員側)にあるのでしょうか? そんな余裕(金銭、時間)は今や無いと思っておいていい。5年もかけて従業員を教育? まさか?そんなことをしていては現在のスピードに乗り遅れます。 学部程度のカリキュラムは今や入門に毛が生えた程度。 修士でもおぼつかない。

事実私がこの20年ほど数社で働いた仲間たちを見ても30~50%は博士です。今の会社(名前の良く知られた会社です)の私のチーム10人の小さなチームですがPh.Dは5人。あとの5人(私もいれて)修士。学卒はいません。

エントリーレベルでもできれば修士までの学業を終えておいてほしいわけです。

博士でも私と同様に開発エンジニアです。もちろん研究部門もあるのでそちらの部門だと遥かにPh.D密度は高い。

女性のPh.Dも沢山います。

Ph.D、博士まで進んで立派に学業を終えたならその知識を存分に使えるそんな環境に移っていってほしい。

そんな環境が日本にないなら 出る

出るくらいの勇気は欲しいですね。

以前も書きましたが 経験だけがすべてではありません。 日本は経験に重きをおき、いわゆる先輩、後輩の関係を作りたがりますが

新しい知識を身に着けた若い世代と経験者が一緒になり(対等に)設計、開発を進めていく

そんな環境なのです。 不利なことは有りません。