シリコンバレー 捨てる

日本からやってきたとするなら、まず

それまでの仕事以外の生活面で捨てる物事はとても多くなりますね。

そんなことをここで書こうとしているのではないですが実際日本からやってきたら生活は一からになります。日本人コミュニティーと言うのはあまり強くない(沢山いるんですがまとまりと言う点では弱いです)、どこかのエスニックグループとはとても異なるのです。まあ、それでも子供がいたら日本語補習校などに行かせることで知り合いが出来たりもしますし学生なら学校を通じて知り合いもできようものです。

名刺にかっこ良いような地位。 もちろんそんなポジションや機会もありますが、名刺にすると単なる平社員のようなポジションが多い。私も今は銀座にでも行けば平社員。ずっと会社に居れば昇進していくという保証はない(マネージャを雇い入れることが多い)。地位を上げていくには手っ取り早くは転職していくことですがずっとエンジニアの仕事をしていると面接にまで漕ぎつけないことが多い。これは特にスタートアップに長く在籍すると起こりがち。だってポジション少ないですから内部で昇進していく機会が少ない。 マネージャを目指すなら大会社で昇進して経歴を付けるというのが早道(私の知り合いは皆そうしてマネージメントに進んでいった)。もしくはMBAでも修了することですがお金ばかりかかりあまりペイするとは思えない。カッコいいですがペイするまでに何年もかかることが多い。長く働けばキャリアが積める(つまり順調に昇進していく)ということは保証されないんです。転職を何度か繰り返すことが必要だと書いたのはその辺りを言っています。だから時々鶏と卵のような関係になるんですね。年功序列と言う概念はあまりありませんし、ましてや先輩、後輩と言う概念は無い。

やりたいことができるという思い込み。 これはまさしく思い込みで、そんな機会が日本と比較したら多い と言う程度です。 機会には恵まれるかもしれませんが恵まれないかもしれない。 ポジションは有ってもより優秀な人材が採用されるかもしれない。 シリコンバレーにやってきたらやりたいことが出来るんだ、と言った浮ついた夢物語のようなBLOGを見たことがありますがそれはその書いた人物の個人経験であり皆が皆というわけではない。 日本だってやりたいことはできます。