ユーチューブやブログを見ているとシリコンバレーにやってくれば
問題は解決する、 この場合問題とはエンジニア諸君が考えているようなことで例えば お金、 人間関係、仕事(やりがいと言うんですか?)などをさしますが、
そんな 甘いもんでは ありません。
以前にも書きましたが シリコンバレー、ちょっと働けば年収2000万は稼げるとか。。。 まあ、例外ですな。 例外を普通なように知らせ占めるは
嘘
です。
まず、 向き、不向きというのはあります。 それ以前に、言っては語弊がありますが、若い人の中には
基本 が出来ていないエンジニアも多い。 ソフトウエアエンジニアで言うなら、 コーディングはできる、なんて、 基本でもなんでもないんです。でもそれだけで何とかなるように思っている。。。 まあ、いわゆるプログラマ(とりあえずプログラムできれば良いという)の需要、昨今どこでもありますね、日本でだってあります。 でもそれとソフトウエアエンジニアは違う。 この差です。
私は詰め込み教育の最盛期に学校を出ていますが、ゆとりだ、創造性だというのは若いうちは不必要。創造性なんて大学院に進むまで不必要。研究?大学4年生に研究なんて不必要、という考えを持つ古臭い爺ですが基本を学生時代にしっかりやっておくには創造性なんてやる暇はないんです。そんなゆとりも有りやしない。
そういったことを’できないでやってくると現実にどかんとぶつかります。向いている人でも基礎が出来ていなければ無理です。
何が基礎? 最近は学校の先生、言ってはまたまた語弊ありますが、大学の教授も知らなかったりする。私などもう大学教授より年寄りですから言いたいこと言いますが 研究と教育は別物です。日本を再生させるならしっかり教育! 企業が社員を教育するような余裕はもうないんだから。これまで企業に全部任せてきたところに日本の大学教育の失敗がありますね。体力ないんだからもう、ほとんどの日本企業。
ちなみに私は 運が良かったと思っておりますが、 バブル真っ最中で人生を楽しんでいたような時代の日本を離れてUSAくんだりにまでやってきたわけで理由はともあれ、リスクはあったのですよ。 当時の日本 Japan As No.1なんてね言ってそんな本も出ていたんですよ。書いたのは日本の有名な経営者ですよ。知っているでしょう?おそらく。 当時のUSAは自動車は日本車が席巻し、コンピュータもIBM互換機を作っていた日立、富士通がシェアを伸ばし、半導体、ことDRAMは日本の5大会社が世界を牛耳り、有り余る資本でニューヨークなどの不動産を買いまくっていたわけです(今ね、日本の近隣にある大国が同じことをやっているですが、日本の人、気に入らないの? あんたたちの前の世代、やってたんだよ。現実を知ることです)。日本はでも一つ弱点があった、今もある。 国内市場が小さいのです。韓国などもっと小さい。 経済を見るうえで自国の大きさを良く知る必要がある。経済大国っていうけれど、国内市場が大きいわけじゃない、つまり経済を他者(他国)に依存するんです。自動車、あの当時USAの輸出規制を受けた。生産を国外に出すことで逃れたところはありますが国内市場が大きくなるわけがない日本(人口減っている、老齢化しているなど要因はあきらか)、そんな中、製造業はもつわけがないんです。出ていくでしょう、生き残るには。私はいずれ自動車は本社を海外にして日本は子会社化すると予測しています。そう、日本は子会社になります。 海外の企業ではもうそれまで日本が子会社でいたのを孫会社かしているところも多数あるんですよ。中国やシンガポールなどの組織の下位に置くんです。それほどに日本の地位は下がっています。何しろ市場は小さい。 サービス業、金融なども含めてでやっていけるか? 知的産業を大きくするしかないのかもしれないが競争は激しいですね。生き残るのは金持ちビジネス。どの国にも金持ちはいて(大体人口の数%)、それらの資産家だけを念頭に置くビジネスというのは生き残るんです。教育、金融、サービス、リーテール(いわゆるブランドですな)、全部お金持ちだけを相手にするビジネスがあります。
まあ、それはさておき、人生ある時点でリスクは取る必要があります。これは人生の真実です。