いわゆる終身雇用の制度はありません。 以前聞いたところでは日本ではいわゆる正規従業員は定年まで勤める権利があり会社は雇用を守る義務があるとか。 本当ですか? 法律になっているとまで聞いたんですが。
で、USA、 雇用者はいかなる時に、いかなる理由(理由なしを含む)で誰でも解雇できる。従業員はいかなる時でも、いかなる理由でも会社を辞めることができる。 双方事前にその旨を伝える必要もない。 つまり朝出勤したら上司に呼ばれて解雇を通知される、朝出勤してそのまま上司に辞職を伝えるということができます。 解雇を通知されたらそのまま席に戻らずいったん社外で出されるのが普通で既にEMAILなどのアカウントはクローズされます。コンピュータなどの持ち出しはできません。その後別の日に人事と会って個人の備品やコンピュータ、電話とうではない会社の備品の返還などを行います。昨今会社のコンピュータに個人の写真をストアすることがありますが、ITにそれら個人の写真などにアクセスすることを合意すれば後日ITがそれら個人情報であるという確認ができたファイルを指定したEMAILに送ってくれますが、基本 会社のコンピュータに個人ファイルは残さないことです。
でいかなる時でも辞職できますが、上司、同僚との関係を大事にするつもりなら、 通常1週間から2週間前に伝えるのですが、
1. 辞めていく理由が否定的な場合、その場で解雇されうる。 ですから理由が否定的な場合は特に、辞めていく予定の日に伝える。
2. 2週間もあると説得されることがある。以前書きましたが一度辞めるといった従業員を上司はあまり信用しなくなります。その場は彼、彼女の都合(自分の業績)もありあれこれ、餅も使って説得してくるのですがよほど良い餅で且つきちっと文章にされない限りはそんな餅に目がくらんでしまうと後で後悔することも多い。説得してくるのはあなたのためではなく彼(上司)のためです。彼の業績に響くから説得してくるんです。というわけで2週間は長すぎる。多くて1週間。2週間ならその大半は残っている有給休暇を使い会社に出てこない。
かりに1週間、2週間と会社に残るのであればその間の行動にはとにかく気をつける。
1.EMAILは監視されていると思って間違いありません。 社内向けにだけEMALし社外へのEMAILは自宅で個人のコンピュータを使うこと。
2.どんなファイルであれダウンロードしない。 基本会社で使うラップトップは会社内に鍵がかかるキャビネットにおいておく。 ノート類は全部鍵のかかるキャビネットに保管する。
3.清算類は全部終えておく。 これは辞職を伝える前に全部済ましておくのが一番です。
どんなに仲良くしていても同僚にはあまり色々と話さない。ついつい話したりするんですが、気を付けるに越したことはありません。とにかく何であれ会社を辞めていく場合、きれいに辞めていく必要があります。シリコンバレーはとにかくつながっているんです。日本と比較するとそのつながりは大きいのですよ。
さて、解雇されることもあります。 理由のいかんにより解雇できるんですが、 不当解雇(法律上)であるかどうかの確認をすることはできますしする必要がある場合もあります。 例えば
1.差別的な解雇。
2.不当な濡れ衣のような理由に基づく。
など。 人事に訴えてもあまり埒は開かないことが多いです。なぜなら、人事を評価するのはあなたでは無くマネージュメント。基本マネージメントを守ろうとしますが、会社に危害が被りそうな状況になればあっさりと立場を変えてきます。 不当だと思ったら弁護士を使う、州政府に訴え出るという選択肢があることを覚えておくことは重要です。 差別はありますよ。シリコンバレー 理想郷な場所ではありません。