財 材 続きスタートアップ

同じ音ですが随分違いますね。

財(能力、経験)が材を見つけて財を作る。 これがスタートアップ企業の本質か? まず材料を見つける。その材料を料理できる環境(資金)を得てそしてコックなどスタッフ(財)を仕入れて結果物として財を生成する。

とこんなわけですな。

お金だけあってもだめ。 スタッフいなくてもダメ。

さて、最近またXXX,YYY、ZZZZのシニアエンジニアなどが集まってPPPPというベンチャーを創業したなんて話をニュースでみることがあります。今ある程度金余りだし。。。 2年ほど前まで私はマーケティングとして色んな会社に売り込みに行っておりましたがこうした 有名人がずらずらと名を連ねている会社、 はっきり言って

全然 興味なし。 

かれらはもう一仕事終わってしまい、言ってみれば成功したいという大きな意志は無いんですね。

それどころか、場合のよってはもう彼らの人脈自体がそんな集団ばかりで良い人材を集めることすらできないわけです。 まあ、みんな名前は知られているは、資産は形成したは、で 面白そうだからやってみようか程度。

こんなのではベンチャーは成功しません。これはベンチャー歴の長い私がいうのですから確かです。長い間サバイブしたベンチャーもあまり大きな成功を収めることはできないことが多い。それなりに倒産しないのですがIPOや買収される可能性が少なくなり徐々にエンジニアが去っていくというパターンが多くみられます。私が居た会社は13年経ってそこそこで結局は買収された。皆もっと大きな買収額を期待しましたがそれはかなわなかった。それでも成功したほうです。

ベンチャーを選択する時はこちらがあちらを面接する、評価するという気持ちが必要だと書いたことがありますが、

どれくらいの人財と人材を持っているか、 その人財は今も財産か、有名な名前に惑わされることなく評価することが必要です。 日本人は名前やタイトルに惑わされますな。 80年代に一世を風靡
したような人物が関わっているからすごいとか。。。 まてまて、もうとっくの昔に引退しとるだろう。まあ、世の中の動きぐらいはエンジニアだったんだから理解しているだろうけれどそんな人物が優秀なエンジニアを引き付け、リードしていけるか? ちょっと考えると無理があるんじゃないの?となりますね。もっとも80年代からこれまでずっと第一線でやってきているというケースも多々あるのでその辺りよく調査することは必要です。歳をとってもバリバリというのも多いですから。

この 材と財を常に考えていることはここの義務であります。誰もそれをやってはくれません。

ちょうど投資は自己責任であるのと同じく。