シリコンバレー 頭脳の動き

まだまだ頭脳の流入はありますが流出も始まっているここシリコンバレーですが、先ごろとんでもない法律がテキサスで成立、施行され、ある種の会社ではそんなテキサスに居たくなければ転出の費用をだすといったところも出始めています。 USAは不思議なほどに田舎臭い、いやへんてこりんに毒されており(完全なる私見ですが)、極端に走っている。私が生涯信用しないのは宗教家。その次が政治家なので偏見ありますがあの法律は行き過ぎ。それをどうすることもできない現在の最高裁判所。いまや裁判所ではなくイデオロギーを見るだけにまで落ちぶれた存在となったか、と50年、60年代の真の最高裁を見るにつけ嘆かわしくなります。日本も変わりないですがUSAは国力が大きく影響が大きいでそれだけに気がかり。

さて、こうなると頭脳の動きも変化がみられるようになります。本当にシリコンバレーにやってきていいのか? 

過去に何度か書きましたがそんな世の中、シリコンバレーの出張が始まっていると。つまり頭脳あることに会社を作ることです。 

ここは良いところですよ。平和(比較的)だし、気候良いし、色々と混ざっているし、でもエンジニアが多いし、仕事はあるし、まあ、嘘でも自由はあるし(自由なんて実はどの国にもないんです、お金を持たない限りね)、医療などもまあ、保険さえあれば大丈夫だし(保険については次回のブログで書きます)、田舎とはいえど田舎ではなく(東京などを比較対象にするとがっかりしますが)、自然もまあ多く(最近の水不足や夏の山火事を置いておけば)、住めば良いところなのです。でもなければ30年近くも住んでおりませんよ。 

ですが、最近エンジニア、特に優秀なエンジニア不足。頭脳の流入が減ったのかな?と思うわけですが、人材の争奪戦になっている様子もあるのでその影響も多いでしょう。

日本は? 私の予測。  シナリオ1. 製造業と頭脳の流出が進む。製造業では自動車関連。なんでも500万の雇用があるそうですが、日本で売れないわけです。なんで日本で作るの?輸出産業は為替、他国の政治、政策、などに影響されます。頭脳はハイテク関連では日本はもう完全に周回遅れ。優秀な頭脳は出ていくしかないでしょう。ところで日本車(新車)の数、メッキる減ったと思います。以前だとカムリ、アコード、カローラ、シビックよく見かけましたが、今や、廉価は車は韓国車、EVのテスラを日本車以上に見かける。もう日産などはっきり申し上げて見かけません。かろうじてレクサスを見かけますが、EVで完全に出遅れた日本車、売れてるの?と疑う。韓国車の新車(若者向け)はまあ、よく見かけます。カローラ、シビッククラス。自動車、好調なのかどうか、シリコンバレーだけみていると勢力図が変わったように感じます。これが地域だけの特殊であれば良いですが、広がっていくなら危機感を持つところです。

シナリオ2.世界の製造工場となる? 低賃金を狙って中国などが進出。産業はというと、若者が少ないわけですから若者をあてにした産業ではないです。 何度か書きましたが日本は賃金安いです。このままではいけない。 賃金の安いところに出稼ぎで海外から人がやってくることはない。介護どうするんですかね? と以前かきました。 カリフォルニアではマクドナルドで働いて時給15㌦(1700円)は稼げます。パンダエクスプレスの正社員の給与は5万ドルから、つまり600万円。 もっともこれではシリコンバレーでの生活は厳しいですが。 

どちらのシナリオになるかな~? 日本の未来を語れる、実行できる政治、政策が必要です。 その際、兵器だけは大きく予算を使わないことです。兵器は全部負債。持ったが最後、その負債の支払い(維持費など)は巨大、かつ、一切富を生まない(もっとも侵略して強奪すれば別)。 兵器に金をかけるなら、その分、富を産むことに使う。 経済力を持った国が本当に強いのです。日本が経済力を復活させれば(上昇にもっていけば)変化はある。老いていく国家ですが、頭脳はまだあるので、逃げられないようにする、そして世界の頭脳を集めることができるような国家にすることです。 その第一歩? 私の提案は

30代で教授になれるような大学にすること。 60近くになっても20年以上も前の研究(室)で同じような指導をしているようなところは皆廃止 なくらいの気構えでやってほしい。 過激ですが、若い世代に委ねるなら、頭脳国家を目指すなら、頭脳の流出をとめ、頭脳の流入を促進すること。

なのです。

と完全なる私見です。