シリコンバレー 独立記念日

明日は7月4日、独立記念日であります。はるか30年以上も前、ボストン地域に5年ほど住んでいましたがさすが”本場”、独立記念日はチャールズリバー沿いで盛大なイベントがあり、チャイコフスキーの1812がなぜが演奏されるのですが(理由はもちろん知ってますよ)、ベルがなるタイミングではボストン中の教会の鐘がなり、大砲のタイミングでは軍が空砲を撃ちと、本当に盛大でした。郊外コンコードにあるノースブリッジ、ここでミニットマンとイギリスの軍隊が最初に接触したという独立戦争では欠かせない橋ではそのミニットマンの行進もあり。。。 いやあ、歴史を味わえます。

ところ変わりカリフォルニア、特にシリコンバレー。独立記念日は? 花火くらいでしょうか? カリフォルニアは別に独立とは縁がなかったし、しかも当地、いわゆるハイテク移民(それ以外の移民も多いですが)が多い土地。 

私はカリフォルニアは独立すべきだと思っているひとりです。西海岸3州一緒でも良いですが。 合衆国で独立できそうな州はというとカリフォルニア、テキサス、ニューヨーク、そしてフロリダ。これらの4州、GDPで世界ランク20位以内にみな入ります。それだけの経済規模なのですね。特にカリフォルニアは巨大です、トップ6いないに入ったはず。残念ながら憲法には連邦を離脱する条項がない。EUはありますね。UKは離脱した。。。

こんな地域ですから、本当独立記念日は単に休みになっている。花火と、その休日に合わせたバーゲンセールが有るくらいでしょうか? 

ひょっとすると独立記念より、いわゆるチャイニーズニューイヤー、インド系のお祭り、などの方がより目立つとも言えます。 考えてみれば不思議ですね。

こんな地域です。 カリフォルニアのシリコンバレーで過ごしてアメリカを知ったように書いてあるBLOGやユーチューブも多いと聞きます。 違いますな。 ここはシリコンバレー。 アメリカを知るには中西部、南部、東海岸、テキサスも知ることです。知るとは住むこと。私はコロラドに住んだこともありますが南部などは経験なし。 また、はるか25年も前ですが仕事で降り立ったインディアナの小さなローカルの空港。私はあの時、あの場で唯一の白人ではない人間だったと思います。どこを見渡してもいわゆるアメリカ人、つまり白人しかおりませんでした。いこごちが良かったか? どう思います? あれが自分はマイノリティーであることを思い知らされる瞬間だとも言えます。もうすでに7年ほど合衆国にて暮らしておりましたがあの町で2泊(仕事)した折の経験は今でもはっきりと覚えていますよ。ずっとじろじろと見られているようなそんな感覚です。特に警官はずうううと見ていたような。。。 

逆に言うと、シリコンバレーは、エンジニアやベンチャー投資家にはとっつきやすい地域です。ここから始めると敷居は低いかな。 もっとも30年前と今では状況は違いますね。 良いか? 悪いか? さてどっちだろう。30年も前、アメリカはまだ余裕あった。人々も余裕があった。

と32回目の独立記念日を迎えるにあたり思うところです。

とりあえず、エンジニア諸氏、ここシリコンバレーは許容範囲がとても広い。しごとはピンからキリまでありますが、自分で回っていくことで色々な経験ができます。

最近ユーチューバーを目指す人が増えているように思いますが、私は先端技術に関われる方が楽しいと思っています。時間があれば勉強してその先端技術についていく(とすると編集時間がないからユーチューバーにはなれない)。個人的考えなのですが、それである程度以上の収入に到達できる可能性(その確率はユーチューバーより高いはず)もある。

と最後は例によって宣伝でした。 いま私が関わっている製品、どこにもなくかつ未だに出来ていない、本当に沢山のエンジニアが日夜取り組んでいるのです。