面接にビザは必要ないのです。面接を受けるにあたり身元照会(ID)を要求されたことはありません、これまでの私の数多い経験では。
また、誰も 違法に滞在しているかについても質問をしません。これを質問することはおそらく法律に抵触するでしょう。
法的に就業できるかどうかはある段階で聞かれます。つまり、ビザが必要かどうかということです。 オファーを受けてその後ビザの取得をしますが仮にビザ取得が出来ない場合、基本的にオファーは無効になるのです。
が、
本当かどうか、聞いただけの話ですが、COVID19の世、リモートワークがある程度地位を得たこともあり、いわゆる100%リモートワークがポジションによっては可能となる会社もあり、そうしたポジションの場合、その人が働ける地での採用、という形でオファーを変更するような会社も出てきたとか。。。 例えば合衆国のビザは取得できなかったが本国が日本なので日本で働くことにすることでオファーを書き換える(給与などが変更になることがあったり、またその国の法に照らした変更が入る)。最初から100%リモートでの採用というのもあるのですが、こうした変更をしてでも欲しいエンジニアはやはり います。 優秀なエンジニアが一番重要なのです。
ところで、 エンジニア、一番重要な要素は何だと思いますか? 想像力? 数学やプログラミングなどの知識? いいえ。
忍耐力
です。 想像力,創造するちから、 問題を解く能力は 言ってみれば普通に必要なことなのですが、
やり続ける、その忍耐力 これこそ 重要なのです。
設計のほとんどは 想像,創造しているわけではありません。 設計の不具合を探したり(検証)、不具合を解決したり、 コストを計算したり、ということに時間とエネルギーを使います。締め切りが近づいたら20時間くらいずっと問題解決に没頭することもあります。時間どおり働くいわゆるブルーカラーの職ではこういったことはあまりありません。しかも巨額のコストが掛かることもありプレッシャーはとても大きいです。例えば、半導体設計、設計ミスを後になって発見したら50億、100億円のお金はかるくロスになります。先ごろ中国が火星までロケットをあげましたがあのロケット設計不具合が後日見つかったとしたら? 1000億円規模の話になりますね。
体力
が重要だと以前書いたのですが、 エンジニア、実際いわゆるブルーカラーの職より重労働なことも多いのです。身体の使う部位は異なるかもしれませんが、忍耐力が無い人にはきついです。楽してお金を稼いでいるようにシリコンバレーのエンジニアはややもすると言われるのですがそんな簡単な話ではないです。
体力が必要だから、皆 体を鍛えているのです。