シリコンバレー 日本人2

日本人は親切。。。

さてどうでしょう?

私は 丁寧(外見)と親切 を取り違えているようなケースも多いと思うことがあります。

確かに丁寧なところはありますし、気が利くこともあります。”気が付くわね、””気が利かないね”は日常語化している。 しかし 親切 は似ているようで違うと思う。 気が利く。。。 これは ”言わなくても 当然じゃない、当たり前でしょう?”と言う発想かなと思いますが、この 

当然

当たり前

日本の常識は世界の常識 というわけではない。むしろ日本の常識、 異常識 なことも多い。 でも その気が利かないことを ”外国人って、不親切”と思ったりする。。。 外に出て、本当の意味で日本人の助けを受けたことは実に30年以上いて限りなくゼロ。 領事館を上げたことがありますが出張サービスという制度もあるんですが、いや、同胞に対する扱いは不親切なことが多い。丁寧なのですが、不親切なのです。こんなことを書くと日本の外務省に反発されそうですがね。まあ、ホワイトハウスの一件、仮に日本の首相官邸だったら? あり得ないようなことではないかなと思います。

で、その 気が利く。 つまり ”わかっているでしょう” の発想ですが、面接や、その他の場面では わかっていない ことを前提としておかないとズレます。 

日本に出張に行くことも多かったですが その わかっているでしょう が度々問題となりました。 上司や同僚と一緒に顧客訪問するのですが顧客の中にはその わかっているでしょう を持ち出す人がいる。 それを見当つけて上司に説明しても それは お前の考えか? 相手は本当にそれを欲しいのか(しろと言っているのか)?それについて文句を言っているのか? 私を信用しているにせよ、ビジネスの世界です。必要以外のコストをかけたくはありません。 わかっているでしょう、 無しでお願いしたい。 

これは面接ではもっと重要です。 面接ではどれくらいの給与を欲しいのかだとかそういった話も出てきます。はっきり伝えることなのです。 今と同じくらいだとかそんなあやふやより、 XXX以上とかね。 転職するのです。動機の一つはやはり給与面です。はっきり伝えることは重要です。

年一度程度の昇給、昇進のことでもはっきり伝える。こんなにやったのだ、成果は十分だ、と思ったらしっかり伝える。 上司は わかっているはずだ

は通用しません。

というわけで、 気が利く、 わかっているでしょう? を、ひとまず横に置いておく、そんな練習をしておくと実は面接 順調に進むことがあります。

ちなみに 私は全く気が利きません。 それがありあっという間になじんだのではないかな と今では思っています。 

気が利かないから 不親切か? というと そんなことはないですよ。顧客だった台湾、中国の若いエンジニアたちからは老師と言われ歓迎されていました(とちょっと宣伝)。

ちなみに親切と優しい、 優しいと丁寧も違うと思います。 優しいを(か)弱いとをごちゃごちゃにしていたりする。優しくあるためには強くある必要がある、と私の合気道の先生(アメリカ人ですが世界的にとても有名な師範)がいつもおっしゃっておられた。優しい日本人は減ったかもしれない。ユーチューブなどで出会うビデオを見るごとに思うことが多い。国力が衰えてきていることとの関連はあると思います。