シリコンバレー 社内差別 2

前にちょっと書きました。 

少し前のBLOGでマーケティングをしていたころ飛び回っていましたが基本ディスカウントエコノミーのチケットだったと書きました。そうエコノミークラスの常連だったのです。もっともJAL(One World), ANA(Star Alliance)どちらもいわゆるFFだったのでラウンジなどは使えましたが。

さてはるか昔日系の会社の現地採用マネージャとして働いていた折、本社への出張も多かった。この会社、部長職級以上からビジネスクラス、課長級以上はアッパーエコノミーだったのですが、現地採用マネージャと言うのは格落ちするので(確か本社の扱いでは係長級)でやはりエコノミーでありました。

そのちょっと前まで東海岸に本社がある企業におりましたがこの会社、出張においてフライト時間が5時間以上である場合職級によらずビジネスクラス、以下の場合職級によらすエコノミー。それが嫌でエコノミーからビジネスに上げたければ差額は自前、というポリシーでありました。というわけでかなり最初驚きました、日系企業の対応です。職階で決めるのか。。。と。

その後またエンジニアリングに戻りほどなくマーケティングに移り再び出張人生。この会社はVP(というタイトル)以上はビジネスクラス、Directorというランクになればアッパーエコノミーと、まあ再び職階による差がありました。もっともエコノミーでも数乗ればマイル貯まるというわけで時々ビジネスクラスに。。。 ただ台湾の China Airはなぜだかいつもエコノミーのチケットでビジネスクラスにしてくれました。台湾の人、まあ、親切なのですがいつも日本と台湾を往復するだけでしたが有り難かった。 さて、この会社、出張多き従業員に報いる制度があった。VPの判断でそんな従業員にビジネスクラスを予約できる特典をくれたのですね(一年毎の更新)。私はすぐに選ばれました。 選ぶ基準はこの場合、ランクの下の者から順に。。というわけで上司と出張を共にすると、かれはアッパーエコノミー、私はビジネス。 別に彼は何も言いませんよ。こちらも彼がアッパーエコノミーだからビジネスを選ばないなんてことはしない。もらった特典は大いに使えと彼も言っていましたし。3年ほどずっとそんなでビジネスクラスを堪能した。

従業員をどのように扱うか、こんな些細なことからもわかってきます。

ちなみに今在籍する会社はとても良いのです。これまでで一番良い環境だと思います。

会社の評判はBLOGなどにあふれていますがどれが真実なのか、わかりにくい。基本的に個人の経験に基づくのです。でも多くのサンプルを検索するとおのずとその会社の様子を垣間見ることもできます。

例の東海岸の会社、売り上げが傾き赤字が続いたころ、ファイナンスのトップ(CFO)がビジネスクラスを基本的に廃止するというレターを送付したことがあります。基本的 というのはあるランク以上は引き続き。。。それにかみついたのはそのランクにあたる人たちでした。自分たちも同様にエコノミーにということでそんなことで差をつけるな というわけです。 きっとCFOは彼自身はビジネスクラスで出張をしたかったのかな? この会社、今は存在しません。私はとてもこの会社好きでした。良い会社でしたよ。