動物の世界はピラミッド。その頂点には肉食動物や大型獣のトップが鎮西しますね。陸上の動物ではライオン、トラなどの肉食系、象のような大型で力のある草食系、グリズリーベアなど。。。
同じように人間社会もピラミッド。
会社で言えば、ボード(取り締まり役会)のチェアマン(会長)、CEO, 社長と言ったトップにはじまり、いわゆる平(部下がいない)に至る。。。
私は転職する毎、社内でも、タイトル的には上下を繰り返してきましたよ。平に始まりマネージャとして転職してマネージャランクを上げていき、また転職で平にもどり、マネージャに昇格してダイレクターと呼ばれるマネージャと副社長の中間まで進み、今再び転職で平に戻った。。。
平とはいってもエンジニアのレベルでは上位です。 日本でもあると思いますがいわゆるマネージュメントを進むか、ICともよばれる直属の部下を持たない(もつこともありますが)技術畑を歩み上位に向かうコース(道)もあります。私の旧友にインテル社のシニアフェローがいます。インテルにおける技術系のトップクラスです。インテル、シニアフェローの数は高々十数人だそうですが副社長というランクの従業員は数百いるそうです。つまりシニアフェローの方が社内ランクは上位になりうるのですね。
さてピラミッドですが、当たり前ですが上に行くほど少なくなります。つまり上程ポジションが少ない。仮にその上のポジションで転職(自己の判断で)もしくは仕事を探す(解雇されたためなど)となるとやはり機会は少ないですね。一つか二つ落とせば機会は増えますがやはりそれまでの実績、プライドもあり中々難しいこともあります。 ある会社でフェローまで行った元同僚が解雇されたおり仕事がないかと聞いてきましたが、設計エンジニアで良いのならあるよ、と言ってもあまり興味を示しませんでした。自分はもっと上のポジションで貢献できる、と言うのですね。そうかもしれないですがポジションが無いのだし。。。 そんなポジションを作れと言われても作ったらやはり人材を選択するだろうから彼が選ばれるともかぎりませんしね。小さな会社の場合、そしてその会社に資金が有る場合でそんな人材を仮に必要とするなら適当なポジションを作ってしまうこともあります。例えばチーフサイエンティスト、チーフエンジニアなど。。。よくわからないでしょう、もうこうなると。チーフというのはトップになるのでプライド的には満足させることができるようです。
そうかと思うとずっとMTS (技術スタッフ)で良いという人もいます。MTSとなっている場合プロジェクトをリードしようというような技術ポジションでは普通無く、どちらかというと開発要員でいわゆるハンズオンなエンジニアです。 エンジニアとして十分満足な収入を得ているからそれで良いということなのです。MTSは移動しやすい?。ピラミッドの底辺に近くなりますから沢山あるわけですから。 でも、沢山あるけれども沢山のひともそこにいるので、選ばなければあるのでしょうが、選べばやはり少ないです。
会社の求人に応募する時その会社の会社内での階層などを知っておくと役にはたちます。MTSで良いのなら別ですが。
ちなみに私はいまMTSです。大規模なブロックの設計責任者ですが自分ひとりなのです。つまり日本語で言うなら役職無しの平社員。銀座あたりだと相手にされません(でした)。