シリコンバレー アップル 面接

これまで具体的な面接については書いてこなかったので。。。 全くの個人的経験をいくつか書いていきましょう。 

その第一弾はアップルとしました。 アップルはクパチーノ市を拠点としますが今はその横の町、サニーベールにも沢山オフィスがあります。新本社が出来たらオフィスを統合するのかなと思ったら全然そんな様子もなく。この辺りの小さなビル、どんな会社かな?と思うと例のロゴを見つけますよ。

オファーは2度もらい、いずれも最終的に行かなかったので会社のことは良くは知りませんが、アップルはサイロ、エンジニアは自分のしていることだけを知ればよい。。。と言ったカルチャーだそうです。あとカフェは珈琲以外は無料ではない。もっとも簡単なスナックは置いてあったかな? 

設計エンジニアのポジション。

以前から書いてますが面接にまで至ったら(私の場合このポジションはベンダーとして伺った折にアップルに興味があるか?とマネージャに誘われた経緯があり電話面接や履歴書サーチはありませんでした)、まずインタビューで会う人を調べておく、知人などがいればその部署が何をしているのかなどについても探りを入れておくなど以前書いたことはきちっとしておきます。もちろん面接に向けて”勉強も”。www.leetcode.com などを参考。

私のポジションはパフォーマンスチューニングソフトウエアエンジニア。???ずっと私は半導体関連のハード(チップ)に携わったのに?と思う方、これまでのBLOGを読んでいてくださりありがとうございます。 そうハードウエアが専門ですがこのポジションはソフトウエアエンジニア。からくりはというとパフォーマンスチューニングです。できたソフトウエアをハード(CPU,DSP,など)にパフォーマンスチューニングするのです。実行速度、消費エネルギー(熱、電池)などハードの制限がありますね。そこでハードを熟知したハードのエンジニアがチューニングするのです。

面接は2日間、延べ13人と技術面接でした。一人45分。次から次からやってきました。13人は多いか?アップルでは普通だそうです。私のポジションはジョブレベル的にはかなり上になるんだそうで入社したら即あるプロジェクトを一人で担当する。。ということで技術面接の間もプロジェクト遂行に関する話題も出ました。分野は広くC/C++のコーディング(まさしくleetcodeで見つかるような問題)、CPU,DSPのアーキテクチャ、半導体の熱、消費電力に関する質問、バグをどうやって発見して対応するかといった設計手続きに関する話題と。。。 ジョブ内容を事前に見ていましたからこういった内容で質問してくるだろうとは想像していましたがまさしく!。ですから自分が面接を受けるポジションについて事前に情報を得ておくことはとても重要なのです。2日とも昼食を一緒にしましたがアップルと言う会社、私は色々と噂を聞いていたし私の大事な顧客でもあるのである程度働いている人たちとも会っていましたから会社の雰囲気もある程度知っていました(ちなみに製品から想像するイメージとはずいぶん異なりますよ)。

技術面接は45分、時間ぎりぎりまでずっと質問の連続でした。ほとんど雑談なし。技術面接でなかったのは昼食時、HR, マネージャとの面接だけ。面接は知力だけでなく体力が必要だと感じましたよ。二日目が終わったらどっと疲れたのを覚えています。一つ答えたら矢継ぎ早に関連する質問がやってくる、という感じです。相手は45分で終わるのですがこちらはそれをずっと続けるわけですからね。体力テストをしているのかな?と思う程でした。集中を継続させる体力。。。

さて採用がほぼ決まった段階で私はVP(副社長)との15分の面接がありました。直属になるはずの上司の上司です。技術面接ではなく顔合わせのようなものです。この段階で既に採用の方向であるということは伝えられていました。

採用になるとLOGIN アカウントを作成するようにというEMAILが来ます。指定されたサイトに入りアカウントを作成するとオファーレターにアクセスできます。 それを確認してそのポジションをそのオファーで受けるならAcceptボタンを押せば終わりです。 質問などをすることはもちろん可能です。オファーは期限があります。期限までに決断を伝えますが72時間しかなかったと記憶しています。