シリコンバレー 根を張る 2

いつも大体同じタイトルで2度書いています。一回を短くということで書いているからですが

再び写真を添付しますが、木の根っこは地上を這うように広がるのです。大木でも地中深く進んでから根を広げることはあまりないらしい。深くても男性の身長程度だとか以前聞いたことがあります。 これは少しの雨でも水を根が吸収できるようというためですね。 水撒きしたことがありますか? ちょっとくらい水を撒いても地表を濡らすだけで掘ってみるとすぐに乾燥した土になるのがわかります。上から水を撒くわけですから上から濡れていくのですから当然なのですがその恵みのような水を効率よく吸収するのに木は根を這うように広げているのです。

前回のBLOGにも書きましたが自分が進む方向などがまだわからないという時期には根を這わすと良いと思います。ちょうど木が水と栄養素を探すがごとく。 伝統芸能の家系などでは早いうちから稽古を始めますね。これは今度は深い根を張る方向に進ませているわけです。複利の法則は資産形成だけでなく人生における少ない真実。早く始めると有利、ということです。雑草を抜いたことがありますか? ポピーという花、カリフォルニア州の州花なのですが春先どこでも咲いています。雑草のようですがきれいな花をつけます。そのポピー、根がとても長いのです。30センチメートルくらいの長さになることもあります。 タンポポもとても長い根を付けます。 これら、抜こうとしても根が切れることが多く完全には抜けないことが多い。完全にぬけないといつの間にかまた地上に目をだすのです。その深い根はいってみれば長い年月をかけた研鑽(経験)とも考えられます。しかし大木はそのようには根を張りません。

どちらが仕事人生で良い進み方か?というと答えは無いですが私は

自分のコアになることを見つけて、そのコアを中心に広がっていく

が一番かなと思っています。 コアをどこまで深くするか、伝統芸能などまるでポピーのようにとても深い。誰もその経験等にはかなわないところまで深めてそれから広がっていっているように見えます(実際は違うかもしれないですが)、かたやいろんなことに片っ端から手を出す人もいますがコアがないとどうもうまく行っていない。Teslaで良く知られたElon Muskさん、いろんなことに手を出され成功されていますがよく見るとコアはしっかりしていますよ。

さてその広げる、にあたり日本の(かつての)終身雇用は実は脆い。一つの会社にずっといるというのはまず人的つながりを狭くする。大会社で自ら進んで社内で転職をしたりと広げていれば幾分ありますがそうでもなければ一つの似たようなことをずっとしている、とするとやはり狭い。私のみるところ韓国と日本はどちらかというと終身雇用で台湾、中国は人の移動が多いから終身雇用ではない、と思いますが(間違っているかも)。

退職金制度があると長くその会社にいないと不利ですね。退職金は給与の後払いなのですが雇用年数が大きくかかわってくる。私は転職(転社)8度ですが一度ももらっていません。その制度がもうないからですがその分毎月の給与は高めです。私はその方が良いかな。 また転社して新しい会社に入った時に不利になることもありますね。昇進とかで。 日本は先輩、後輩を色濃く残しています。先輩、後輩という考えはこちらでは全くないです。あとから入ろうがその人がマネージャになったりリーダーになったり、先に昇進したりと、全経験と能力が先、その会社での勤続年数はそのあと。もっとも公務員は世界各国同じで先に入ったものが先。これが公務員。

昨今安定を求めて終身雇用を望むようなことを聞きましたが本当に安定を望むなら、大木のように根を張るほうが良いと思います。それに大きくなれます。

日本を活性されるにはそんな社会、まず、私が嫌いな 先輩、後輩を無くし(会社内での扱いとして)、退職金ではなく給与、 

時間かかる? そうですね。 ですから、何度か書いてますが外(日本の)でと思ったら、USAならお手伝いしますよ、仕事探し。