シリコンバレー 調べる

本意に戻り。

調べる。 運よく面接にたどり着いたとします。

さて人に会うとき、初めて人に会うとき、どうしていますか?行き当たりばったり?

私は今は再び開発の現場に戻っていますがこの10年ほどマーケティングに所属していたのです。仕事はというと顧客を回ること、新規の顧客を開拓することと、製品の仕様などを決めることですが、お陰でパスポートに増ページを持つほど各地を回りました。年10社程度は新規の顧客開拓です。そんな時、その顧客がどんな会社なのか、どんなことをやっているのか、どんな製品があるのか、売り上げは?など調べうるだけ調べます。セールスからの情報も仕入れます。会う人がわかっているときはそのキーとなる人を教えてもらいその人についても調べることが出来ればしておきます(経歴など)。行き当たりばったりではないわけです。

就職の面接も同じ。日本での面接はよくわかりませんがこちらでは面接にあたりスケジュールと面接で会う人の名前(と一番最初の人の場合最近は会社の電話番号も)を知らせてくれます。名前がわかれば例えばLinkedInでサーチをすると今のご時世、大抵プロファイルを見つけることができます。Googleでサーチをすると仮にその人物が特許やどこかの学会などで発表をしていれば情報が出てきます。同じような名前の人物であるときもあるのでLinkedInで調べたプロファイルと照らし合わせて確認しますが特許など、どんなものなのかを簡単にでも見ておくのです。これまでに働いた会社、プロジェクト、卒業した学校など色々とみていくと自分と共通項を見つけることもできたりします。できなくてもその人の経歴を見れば応募したポジションと照らし合わせるとどんなことを聞いてきそうかなという予測を立てることも可能です。特許など興味あれば、雑談(最初か最後にある)の折にでも触れると印象が良くなったりもしますよ。やはり人、自分のしたことを調べていてくれたりすると嬉しいのです。

面接も一番最初の顧客訪問も初対面なセッティングです。行き当たりばったりにしないほうが良い結果が出ることが多いのです。

これは他のことにも当てはまると思いますよ。初めてのデートなどね。

注意点は、調べておいたことをひけらかさない。 例えば論文を読んでおいたとして、その論文を読んだことは伝えても、内容は相手にしゃべってもらう。顧客訪問もそうですよ。自分が詳しくてもゴールは相手にしゃべってもらうことなのです。そのきっかけを作るために調べておくのです。

セールスが上手な人は相手にしゃべってもらっています。セールスの失敗は必至になって自分の商品、サービスを話し続けること。ですよ。

今は調べるのに困りませんが、情報が氾濫しているのでその中から本当のこと、今現在のこと、過去のこと、などをふるい分ける、その作業が出てきて実は便利になったようで不便なこともあります。