メリークリスマス。 COVID19で始まりCOVID19で終わるような2020年ですが来年はきっとよくなるとかのBill Gatesさんが Gates Noteで書いておられます。その言葉を信じようではないですか! 世の政治家、官僚たちよりずっと立派なことをされています。こちらは来年は少しはまともな政治が始まると良いなあと思います。 今必要なのは故Robert Kennedyのような政治家なのですがどこを探しても見当たりもしない。嘆いていてもしかたないですね、そんな世の中にした大きな要因は市民にあるわけですから。
というわけじゃないですがCOVID19で在宅勤務になりこんなBLOGを始めたので今年は私にはBLOG元年。 このBLOGに先立ってこちらを始めていたので(似たような内容もありますが)、休み中時間があればこちらもアクセスしてくださいね、とちょっと宣伝しておきます。 シリコンバレー 現役エンジニアの人生遍歴 – シリコンバレー永住30年エンジニアのBLOG (gomacookie.com)
で、表題の就職差別。 35年前日本での就職はその就職差別に200%影響を受け大変な思いをしましたが今でも就職において差別はあると聞きます。
じゃあ、USA、いやシリコンバレーは無いのか? もちろんあります。でもどの企業も ”わが社はEEO つまり就職にかんして平等に機会を与えます”と書いています、宣言しています。
以前履歴書を取り上げた折、USAでは履歴書には個人的なことは書かないと書きました。 例えば、
年齢、 性別、 結婚しているかどうか、 宗教、 国籍、産まれた土地、兵役歴、身体障害、政治信条
など。 また写真は添付しません(肌の色や容姿を考慮に入れないようにするため)。
性別など名前をみればある程度わかるじゃない?と思われるかもしれないですが
ー色んな国をOriginとしているのでわかりにくいですよ。それに男性だと思ったら女性だったというケースもあります。例えば Joyceという名前。普通男性なのですが女性なこともある。 日本の名前にも少ないですがありますね。例えば かおる。
ー年齢も略歴をみれば想像できるかもしれないですが日本と違い高校を出てすぐ大学に行くケースがほとんどというわけではないので年齢も推定できるだけです。
これら、履歴書の書類チェックではたとえ書いてあっても極力見ないようにします。書いてあると見てしまいますから書いていないとありがたいのです。
ですから当日面接になるまで経歴と学歴以外にはその人物を測ることはできないです。 会って初めてとなります。
じゃあ、面接やその後差別はないのか? そんな理想社会は無いです。やはり面接した人のバイアスは入ります。 ですから面接にあたり
ーⅠグループに偏らないように’する。例えばインド人ばかりになったりしないようにする。年齢層もそれなりにばらけるようにする。
ー可能ならば女性を一人は面接要員にあてる。エンジニアの世界、まだまだ男性が多いのですよ。でもできる限り混ぜる。
など色々と気を配る。採用不採用は基本全員の合意に基づくのでこんな配慮はします。面接する人は面接のトレーニングを受けます。面接では基本的に個人的なことは極力話しません。たとえそれが休日の過ごし方であっても、面接する立場からその話題を取り上げることはあまりしません。話の流れでそんな話題になっても早めに切り上げるのです。もちろん選挙の話題など一切しない。これは会社や面接する人を守るためにも必要なのです。面接の結果、不採用となる場合、面接でこんな話題をしたからだ(例えば政治信条が合っていない)と訴えられないようにするために。
それでも会社によっては有るエスニックグループ(例えばインド系)がめちゃくちゃに多いといったことが発生します。それを許すかどうかはHR(人事)の仕事ですね。 私が今いるFacebookは私の見る限りとてもよくそのあたりをマネージしています。
以前居た会社では一部のエスニックグループが圧倒しておりそのグループに属さないと昇進もしないと部外者はつぶやいていました。結局州政府の監査が入りかなり上のマネージメントがある日突然皆首になったこともあります。その後そのエスニックグループはどんどん会社を辞めていきました。また20年ほど前マネージャをしていたころ女性エンジニアを一人雇いましたがあの時は人事の副社長に呼び出されとても感謝されました。一人入れたことで州政府にアピールできる機会が出来たためです。彼女にはその後も色々と機会を積極的に与えました。これは上司の指示によるもので機会を積極的に与えていることを見せるためだったのですね。お陰でとてもいい経験ができたと部下であり今は友人でもあるその女性エンジニアは今でも言ってくれます。
会社を見る時に以前のBLOGで書きましたがどんな人が働いているのかも見ておくのは重要なのです。
でも就職に差別は有ります。採用不採用を決めるのは人。昇進を決めるのも人、 人が絡むと大抵どこかに差別はあります。 すべての人がというわけではなく一部の人なのですがその一部の人がどんな役柄、ポジションかもとても重要なのです。