シリコンバレー 誇張 2

先のBLOGの続きです。

私が考えるにその10万本の科学論文ですが、きっと著者は”科学論文10万本くらい、目を通したかな~”と出版社の編集担当との話の中ででたのではないか?目を通すと読破では雲泥の差があります。目を通すだけなら30秒でも済んでしまえる。そんな中からいくつか選んで精読したのかもしれない。でもそれを聞いた編集担当、本を売る(売らないと編集を担当したひとは困りますからね)、そのためには誇張した表現になった。

さてここで、 人生には誇張は大事だと言いたい。 以前履歴書や面接について色々書きました。 是非以前のBLOGも目を通してくださいね。

履歴書は最初の関門。履歴書選考で落ちたら次はないのです。履歴書には書き方があると書いたのですが誇張気味に書くのはもちろん必要です。私はもう経験35年、誇張のある履歴書かどうか大抵わかりますがそれでも会ってみようかな?と思ったりします。今や人が選考する前にAI(ソフトウエア)が選考する時代。キーワードをちりばめた選考に残る履歴書を作成するのはとても大切です。皆やってます。自分だけ真っ正直にやっても、残念ながらあまりメリットはないです。なぜなら基本的にAIも履歴書を選考するひとも応募者とは他人(知人、友人でない)。従業員の紹介は大きなPLUSですがこれは前にも書きましたがAIによるスクリーニングをバイパスできる、履歴書選考の順序が上がるということでありそれ以上ではないのです。

でも、誇張はいずれわかります。

以前書いたかもしれませんがTesla、日本でも知られていると思いますがワンマンCEO Elon Muskさんの会社。この会社(今もでしょうか?)、面接の一番最後はMuskさん直々だそうです。 彼のする質問はただ一つだと聞きました。 ”これまでで一番大変だった経験を話してほしい”だそうです。かれは その人物が実際の当事者か、ただその周辺にいただけの人物かを見分けることができるそうです。周辺にいてちょっと手助けしたとか、話を聞いた(直接でもまた聞きでも)程度の人物はTeslaにはいらないのだとか。しかもその”大変なこと”、どんなに誇張してもそれが取るに足らない事かどうかも見抜けるそうです。 当事者になって経験を積むことは重要だとも以前書いたと思います。

いずれにせよ、 人生とはセールスである、と書いたはずです。セールスには誇張が入ります。

重要なのは誇張を入れて売った自分に満足してもらうこと。会社でも人生でも。その後が大事ということですね。入社して誇張の皮がはがれる前になんとかする。意中の異性と付き合えたらそれからが勝負。 同じですね。