先日書物も見ていたら著者の紹介に
ー10万本の科学論文を読破して600人もの著名者とインタビューした。
等々と紹介されていました。 すごいなあと思い経歴を続けて読んでいくと”おや、ずいぶん若い”。 さてそこですぐさま計算してみました。
もし仮にとんでもなく速く読める人物で読んだことは何でも一発で理解できる能力を持っているとして一本の論文(大体8ページかな?)を10分で読み切れたとする。一日10時間をその作業(それだけに充てる)でき年250日それを続けることができたとして6.7年かかります。経歴をみるとどうも7年も働いていない。学生時代もいれて10年か? その間インタビューもしているしなにか書きものもしている。となるとその10万本、どこまで信憑性あるかな?
頭痛持ちなのですが頭痛を専門とする接骨院の医院長らしき人の本にもこれまで見てきた患者数5万人とかいてあったりする。 一人に10分(10分で何がわかるのかな?)として先ほどの例を当てはめると4年程度か。一度きりの訪問だとしてこれだけかかる。でも実際に治療をしているなら10回は通院しているとすると40年はかかる。一人当たりわずか10分の施術でしかも全く休むことなく10時間施術をベルトコンベアーのごとく実施したとして。ここまで行くと”本当かな?”と疑う。手広くビジネスをして医院には20人の施術をする人がいるとすると医院としてはこれくらいになるかもしれないが個人で5万の患者をもてるかな? これもどこまで誇張があるのかな?と考えたりします。
これら、別に”だからどうなの?”と言うわけじゃないです。これらの書、購入して読んだのですから。
エンジニアから一時期マーケティング部門に移っていましたがマーケ、セールスはやはり誇張を入れます。 当たり前ですね。
シリコンバレーも誇張が大きいです。オンラインのBLOGを見ていると良くわかります。
誇張が入るのですから その中から本質をつかみ取るようにする。入社してみたらとんでもない会社(悪い意味で(だったとならないように。
逆に何の誇張も宣伝もしないけれど、素晴らしい料理、素晴らしい書籍、素晴らしい人物に出会うこともあるでしょう? それと同じようにはいってみたらとんでもなく素晴らしい会社だったということもある。
見抜くには
日頃から鍛錬しておく。 人をみる目は大事。