COVID19勢いが止まらないシリコンバレーです。この地域、大きく分けて
ーSan Mateo カウンティー。
ーSanta Clara カウンティー。
ーSan Francisco
に分かれますがシリコンバレーの中心はSanta Claraカウンティーです(でした)。北上を続け今はサンフランシスコ中心部までテクノロジーの会社が多く進出していますがシリコンバレーの心臓部は今もスタンフォードのあるPalo Alto (カウンティーの始まる町)から南のSanta Claraエリアとなります。元々果樹園地帯です。私が住む一帯は元農園でその子孫がおじいさんの時代に土地を売ったとかですぐそばに住んでいます。その当時私が住んでいるところから遥かにサンフランシスコ湾沿いまで見渡せたそうです。今は様変わりですね。そんな農園もちらほら残っていましたがほとんどはこの10年で土地を買収され(巨額な金額)オフィスと居住地域になっています。
家はとりあえず高いです。以前借りるにはどれくらい必要か書きました。購入は、場所によりますが日本円で一億円ではもう不可能です。一軒家であれば1.5億は必要。いわゆる日本でいうマンション(コンド)でもそれくらいは必要になります。購入にはいわゆる頭金が必要ですが購入額の20%は目安。1.5億円だと3000万ですね。こんな金額、もう若いとほとんど手が出ない領域です。ローンが100,000,000もあると返済は月50から60万円にはなります。以前家を借りた場合の月々の予算を上げましたがこれだけの返済があると大変です。利子はある限度額まで所得控除になりますが固定資産税は購入時の金額で決まります。大体1.2%が税額です。1.5億の場合その税金だけでも年額180万円にもなります。月額15万ですか。きついですね。
夫婦二人とも高収入というパワーカップル、年収合わせて5000万以上、も多くいますがそれでもこれだけの出費はきついです。こういった夫婦、子供がいるとずっと預けることになりますがその出費は月額20万では足りないのです。
東京と異なり遊ぶところはあまりありません。ショッピングといっても地域のショッピングモールがドンドン高級ブティック化していますが東京のちょっとした大きな駅の方がもっとすごい。15年ほど前にちょっとした高級なショッピングエリアができ金曜ともなるとフェラーリなどが沢山やってきますが銀座を知っている私にはそのエリアはつまらない。行くところがあまり無いのです。ここは遊ぶところではなくまさしく 働くところです、シリコンバレーは。
ワーカホリックがとても多いのです。私もいまだにワーカホリックです。
遊び? ネイチャーがすきならハイキングやビーチがあるし自転車もあります。スポーツ観戦もできますよ。でも東京、ロンドン、ニューヨークなどと比較することなどできないのです。それが例えサンフランシスコであっても。金曜日の夕方などそれでもサンフランシスコに向かう車で渋滞しました(過去形なのはもう最近はそんなことをしていないので最近の状況はわからない)。
東京に行った同僚は必ずと言ってよい程、 ”お前はいつか東京に戻るのか?”と聞きます。 一応そのつもりでいると答えておきます。みな東京が好きになります、出張で東京に行ったものは。
仕事をするなら良いところですが、特にエンジニアには、生活をするところかと言うとそれは???です。気候は良いし、不満があるわけじゃないですがアフター5を楽しみたい、という人には向かないかもしれない(もっともサンフランシスコに住めば少しはアフター5もありますが)。飲食する場所など沢山ありますが街の雰囲気を楽しむ、そうだな、表参道を歩くといったような楽しみは少ないのです。もちろん銀座、渋谷、新宿のようなところはありません。LAにも無いですね。東京、ロンドン、NYCの専売特許のようなものでしょうか?
物価はとにかく高いです。 家にとどまらず。。。東京の物価とシリコンバレーなら私は東京ががぜん割安だと思います。東京で暮らせる程度の収入でシリコンバレーで生活するのはとても大変です。