先ごろWEBサイトを見ていると今人気あるソフトウエア開発言語のトップにPythonが位置しているとありました。90年代を代表するC,C++やPerlといった言語、ツールではなくPython, Java(Javascript)が人気だとか。。。
その人気と価値。一対一の相関関係は実はありません。なんでもそうですが大量にある、大量に必要 と価値がある はどちらかというと逆相の関係にあります。
Python、私も仕事で使うことがあります。とりつきやすい言語です。でも言語を知っているだけですごいことができるわけではない。仕事で必要なツールを作りやすいから使いますが最終製品はC,C++いや、アセンブリ言語も使って開発します。理由はというと非常に限られたハードウエア資源を最大限に使う必要があり最後の1ピコジュールのエネルギーも重要だからです。Python のような開発言語ではその目標を達成することが不可能なのです。
ではこんなことができるエンジニア、今大量にいるのか?と考えてみると実はあまりいないように思います。ある記事によるともうソフトウエア開発はプログラミングではなくパーツを当てはめていくようなより上流工程が主になるとありました。ちょうど半導体チップ開発がその方向に進んでいるように。 優れた開発環境、ツールを開発すればソフトウエア開発もアルゴリズム、システム設計(卑近な言い方をするなら入力と出力。何を入れて何を結果として出すか)に主体が移っていく。。。 となるとPythonもいらなくなるのか? となりますね。
でもそれに至るには誰かそんなツール、ライブラリと言ったものを作る人が必要なのです。そしてそのツールなどが使える環境(ハードも含め)が必要になります。しかも最終製品はそれこそ大規模なシステムから簡単なセンサーまで規模、コスト、条件等多岐にわたっています。
そんな中、Python を知っている、Pythonを使えるというのが自分の価値になるのか?そしてその価値の賞味期限はどれくらいあるのか?よく考える必要があります。
PYTHONに限ったわけではなく自分の知識、経験、能力の価値とその賞味期限を知っておく、またどのような知識、経験が今後価値をもつようになるのかを知ることはきっと役立つはずです。
なんとなく仕事をしてきた、勉強してきたとしたら一度振り返ってよく検討することです。
そのためにも履歴書、以前も書きましたが役立つと思います。