さてこれまで大きな会社(GAFAなど)とスタートアップについて簡単に書いてきました。他の方のシリコンバレーに関するBLOGをそれほど見たわけではありませんが私は出来る限り”なま”の姿を書いていこうとしています。私はこの地域が今のように騒がれる前からこちらにいるので色眼鏡で見ませんし長い経歴の中で揉まれてきていますから”現実”をしっかり把握しているからです。
さて会社ですが先のBLOGにも書きましたがあるエスニックグループは組織的ともいえるようにして自分たちのグループを作っていきます。そんな中に入り込んだら。。。という話題を。
ースタートアップは成功する確率があまり高くないと書きました。私がいた会社は成功したほうです(中規模)。さてこの会社ある時期を境にあるエスニックグループからの入社が突然増えてきました。成功をかぎつけたかのように。確かに優秀なのですがあれよあれよと言う間にいわゆる多数派を形成。マネージメントもほとんど。。。もうこうなると他のエスニックグループは入ってきません。なぜなら成功する確率はゼロに近くなるからです。ですから私は面接の際、オフィスを見て回れるならどんな人が働いているか見ておくことはとても大切だと書きました。
ーマネージメントは自分のエスニックグループの人を連れてくる傾向があります。特にシニアマネージャが下位のマネージャポジションを埋める場合。内部昇格ならば難しい面もありますがマネージャを雇うというのはごく普通です。そのような場合これまでの私の個人的経験では同じエスニックグループ。つまり日本人なら日本人を雇うと言ったように。日本人が絶対少数なシリコンバレーでは難しいかもしれないですけれど。だからマネージメント、自分の直属だけでなく上も見ておくと良いのです。幸い私が今いる会社は大きい、かつエスニックグループなども拡散されていてどのグループも多数になっていないのでとても働きやすいですが小さな会社にいくと本当そこがUSAなのか、別の国なのかわからなくなるほどなこともあります(錯覚する)。日本人はそうした会社は、特別なり理由(給与、ISOが特別いい、ポジションが特別いい、働くオフィスが実は東京だなど)を除きよく考えたほうが良いと思います。かなり大変ですよ。
とくにスタートアップに入社した場合そして入社の目的が新しい技術の取得というより、キャリアを積む、財政的な成功を目指しているのであれば入社後も会社の様子を常に見ておくことは重要です。 ISOオプションをどう分けているのか、噂で色々とやはり出てきます。昔から言いますね、”泣いている赤子を先に親はなんとかする”と。 日本人はあまりなにも言いませんが同僚イコール友人でも家族でもないのです。自分のことは自分でがっちりする。それが出来ないと相手に良いようにされます。これはどこでも同じですが、なんとなく仕事も楽しいし、生活できているからなんて思っているといざ、大きなイベント(例えば会社が買収された、IPOした)の際にびっくりすることになりますよ。
がっちり守れないのであれば最初からあまり期待しないことです。まあ、これは人生なんでもそうですけれど。