色々なブログを見ているとシリコンバレーにはすごい人がいる、ものすごいエンジニア、ものすごく漸進なプロジェクトがある。。。 云々書いてあるのを見かけます。
まず、そんなすごい人、すごいエンジニア、プロジェクトに関わっている日本人はほんの一握りです。断言できます。でも日本人エンジニアの数はある程度数います。 先にも書きましたがほとんどのエンジニアは普通のエンジニアです。求人の詳細を見ても普通に経験あるエンジニアを募集しているのがわかります。
でも密集していて、ひと、もの、金の移動が日本と比較すると流動性が大きい地域ですから優秀なエンジニアも入ってきます。もっともこれから先はわかりません。現政権が次期4年務めるとアメリカは急激に力を無くしていくでしょう。壊すのは赤子でもでき簡単なのです。もう壊れ始めていますが恐らく4年後には壊滅状態になっているでしょう。アメリカがいかにしてテクノロジーを保ってきたかと言うと人、モノ、金の流動性でしたがそれらをすべてロックアウトするのが現政権のやりたいことですから。日本が落ちて行ったその大本の原因が人、もの、金の動きが鈍いことにあたわけで、マネを始めたわけですな。不動産は動かないでしょう。不動産屋がリーダーになったらこんなものです。
悲観していても仕方ない。さて、 当事者。 すごいエンジニアやリーダーと一緒に働ける人は本当に限られています。Facebookで働いている。といってもCEOであるマーク ザッカーバーグと会ったことがあるか? ありません。 Appleの面接、 CEOがでてきたか? 出てきません。名前を知られたようなすごいエンジニアと一緒に働いたか? これは何度かあります。亡くなった元上司は世界的に名を知られた人でした。でも私は普通のエンジニアです。でも数人だけです、本当に”すごい”と言うのは、この30年で。優秀なエンジニアは沢山知ってますよ。それと”すごい”はずいぶん違います。
以前読んだTesla創業者でCEOのElon Muskのインタビュー記事があります。彼は面接の一番最後に候補者と会うそうです(今もかな?)。彼の質問は”これまでの仕事上に経験で一番大変だったこと”を話してもらうことだそうです。 彼はその人物が本当に当事者だったのか、傍観者でちっと手伝った程度なのかを見極めることができるそうです。傍観者はいらない、が彼のモットーだそうで、彼がいらないと言ったらその他の評価がどんなに良くても採用に至らないとか(当たり前ですが)。
近くにいるから色々と聞きこえてきます。社内にいるともっと色々聞くし、ちょっとした手助けもしたかもしれない。ちょっとプロジェクトにかかわったかもしれない。資料は全部アクセスできるので資料からの知識は得ることもできます。
さて自分が当事者となった出来事、何か持ってますか? 実はこの質問、面接でよく出てきますよ。みなうまくいったときより困難に直面した時のことを知りたいのです。
数あるBLOG、YOUTUBEも書いている人、話している人が本当の当事者なのか、見極めるように読んでみると良いかもしれません。そんな目で見るとよくわかりますよ。もっともちょっと年期が必要かもしれないですがね。
当事者になってやった人は面接でもわかります。大抵評価が高いです。当たり前ですね。